部品実装・組立配線


部品実装、製作、基板・電源類の盤用キャビネットへの組込・配線から梱包まで、お客様のニーズに合わせて対応させていただきます。

部品のハンダ実装は、鉛フリーハンダ・共晶ハンダのどちらにも対応可能です。

 

弊社では、後述する技術認定制度の導入など製品品質の維持向上に努めており、手ハンダを始めとして組立などの製品製作は技術認定を受けた技術者が行っています。


弊社にご依頼いただいている実装基板のほとんどは、部品調達から出荷検査までを一貫してご依頼いただいております。

コンスタントにご発注いただいている案件では、発注間隔を把握して長納期の部品を受注前に調達するなどして、常に安心してご発注いただけるように努めています。

部品支給による部品実装作業や、組立配線作業といった1工程だけのご依頼でもお請けいたします。

筺体製作やハーネス製作も対応可能ですので、最終製品として納品させていただくことも可能です。

 

また、弊社では故障解析や修理・オーバーホールにも対応可能ですので、アフターサービスでもご安心していただけます。

品質へのこだわり


弊社の主な生産業務は、産業機器分野における少量多品種生産に属する製品です。その生産工程で最も重要視すべき点は、手加工による作業部分となります。中でも手付けハンダ(手ハンダ)作業は、ナノテクノロジーの発展に伴い、デバイスの小型化・高密度化と欧州RoHS指令に始まったハンダの鉛フリー化によるハンダの拡がり性の悪さから、その難易度は高く、仕上りの良否の見極めは更に重要性を増しています。

 

弊社では、この様な社会環境の中で顧客ニーズに対応する為に、鉛フリーハンダの手ハンダ作業に重点を置き、技術の向上に取り組んでいます。


[技術認定制度]  
1.「ネジ締め・圧着・ハンダ付け(1種/2種)」  

弊社製造部員は、TDKラムダ(株)殿のご協力を得て、同社の技能認定制度による認定取得を原則としており、更に毎年一度の更新試験も受験いたしております。

2.「挿入実装・表面実装・端子接続」の鉛フリー手ハンダ付け  

日本溶接協会(マイクロソルダリング教育委員会)による技能検定にて、マイクロソルダリング上級オペレータ資格の認定取得者を育成し、社内技能研修の実施及び各協力会社への指導を進めています。

鉛フリーハンダ作業におけるハンダ仕上りの良否判定基準の制定並びに手ハンダ作業の技能認定制度(目標 JISC61191レベルC)の確立を図っています。

~手付けハンダは必要?~

大量生産を行う現場では手付けハンダ作業を行うことも少なくなりましたが、弊社が得意とするようなロット数が少ない基板では、一部を手付けハンダで実装することも多くあります。また、試作・特注基板の製作や部品交換が必要となる修理・オーバーホールには、手付けハンダは無くてはならない技術です。機械による部品実装は工場による品質の差はほとんどありませんが、手付けハンダによる部品実装では、実装を行う作業者の技術の差が直接品質の差に結びつき、故障の発生頻度(故障率)の違いとして現れてしまいます。